【講義紹介】【歴史学】磯田道史「失敗のパターンを知るための歴史の読み方」

講義紹介

本記事では、以下のYouTube動画を紹介します。

【歴史学】磯田道史「失敗のパターンを知るための歴史の読み方」

我々は、もしの歴史と同時に、歴史を掘り起こすための情報の話もしたいと思います。

現在、コロナで大変な目にあっていますが、コロナだけではなく、平成の終わりから令和の初めにかけて、東日本大震災、地震、津波、原発災害に襲われました。その後、洪水にも大きく影響されました。地球温暖化で台風の威力が強くなっています。昔であれば堤を超えなかったが、一級河川の鬼怒川で超えて水が漏れ出す。次はパンデミック感染症が国境を越えて世界中を覆い、生活や経済に大きな影響を与える時代になりました。

このような時代に、災害や疫病がやってきた場合の歴史的思考が重要だと思います。ただ、歴史が教訓になるかどうかは考える必要があります。教訓になる場合もあれば、ならない場合もあります。反復性がある現象を考えてください。同じようなことが前にもあり、再び起きることがあります。

将来、全く同じ歴史展開はないはずですが、似たことは起きます。歴史は韻を踏むと言われます。例えば、南海トラフの地震はほぼ100年に1回の間隔でやってきます。150年ぐらい来ないこともありますが、200年来ないということは資料がないか忘れている可能性があります。同じような津波がやってくることもあります。

コロナウイルスのようなパンデミックも周期的に来ます。100年ちょっと前にはスペイン風邪がありました。大正時代、これも似ています。パンデミックが始まると、収まるまでに3、4年かかります。ワクチンがなくても、歴史通り2年以上は続きます。

感染症の対策でうまくやった場合もありますが、失敗しているものもあります。失敗の新しいパターンはなかなかないです。歴史上の失敗事例を学ぶと、自分が陥る失敗を防げることがあります。

歴史は嗜好品と考えるべきではありません。歴史を知っていると、暮らしを少し安全にすることができます。歴史を知らずに世の中を歩くのは、裸足でガラスだらけの砂浜を走るようなものです。歴史という靴を履いていただきたいと思います。

パンデミックが起きた時に、過去の失敗事例を述べた「感染症の日本史」という本を書きました。日本でも、前のスペイン風邪が来た・・・

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