【講義紹介】【歴史学】岡本隆司「初期条件から俯瞰する世界史」

講義紹介

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【歴史学】岡本隆司「初期条件から俯瞰する世界史」

まだ日中の間に国交がなく、行き来が非常に制限されていたため、よく理解されていない国でした。多くの人々が民族衣装を着用していたという特徴がありましたが、現在は国際的な往来が非常に活発で、経済的にも大国となっています。

それにもかかわらず、この国は強面で知られ、日本を含む他国に対しても圧力を強めています。一言で言えば、軍事大国として知られており、多数の核兵器を保有し、アメリカと軍事的にも経済的にも競合しています。

現在では、米中対立として知られるようになり、世界の二大国と見なされています。一方で、アメリカに対する好き嫌いは人それぞれですが、一般的にはある種のイメージが持たれています。

アメリカは、主に英語の学習の場とされることが多く、その他にもさまざまな理由があると考えられますが、よくわかった気になれます。

一方、中国については、大きくて恐ろしいという印象が強く、理解が難しいため、嫌われがちです。このため、我々が教える大学の講座に参加する学生がいなくなるという事態に至っています。

簡単に言えば、中国は恐ろしく、謎に満ちた国というイメージが強いと感じます。これはその長い歴史や社会構造、歴史的な出来事を通じて形成されたものです。

政治体制や経済体制も、我々が行っている資本主義とは大きく異なり、異なるメカニズムで運営されています。

最近では、新型コロナウイルスの影響で中国からの訪問者が激減しました。しかし、インバウンドが盛んだった頃には、多くの中国人が日本に来て、爆買いを行うなど、我々から見れば理解し難い行動を見せていました。政治体制もその一因ですが、なぜこのような状況が生まれたのかを考えると、特定の時期から顕著になってきたことがわかります。

私のように、歴史的な観点から考えると、初期条件から異なっていたと感じることがあります。日本列島と比較すると、理解が容易かもしれません。日本は非常に狭い土地で、統一された機構のもとで歴史が形成されましたが、中国は広大な大陸で、海に近い地域では豊富な水資源がありますが、内陸部では乾燥した地域も多く、さまざまな民族が競合してきました。

その自然環境と社会構造が異なる生活様式を生み出しています。このため、異なる条件のもとでの生活が理解され・・・

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